アメックス(AMEX)って利用限度額って無いの?実際に月にいくらまで使えるの?様々な疑問点を解決。
- いわゆる一般的な「利用限度額」は有りません
- 電話で「利用目安額」を確認する
- 様々な誤解を生むネット上での「利用可能額」の確認
- そもそもAMEXはCIC・信用情報機関の利用限度額(極度額)記載は空欄
- 高額決済時の事前承認と事前入金制度
- まとめ
- 追記
- アメックスカード発行で最大11万ポイントキャンペーン
いわゆる一般的な「利用限度額」は有りません
アメリカン・エキスプレスのカードは、不意のお買物の場合にもご利用いただけるよう、ご利用限度額に一律の制限を設けておりません。ご利用限度額につきましては、個々のカード会員様のご利用状況や、お支払い実績などによって異なります。
*アメリカン・エキスプレス・カード公式サイトより引用。
ども、かっぱです。
通常、皆さんがVISAやMASTER、JCBカード等を申し込みされて無事にクレジットカードが発行された場合、クレジットカードが貼り付けて有る台紙に「利用限度額」等が必ず記載されているかと思います。
50万円、100万円とまあ申し込まれた方の属性や一般カードがゴールドカードか、はたまたプラチナカードか、状況によりクレジットカードの利用限度額は変わって来ます。
しかしアメリカン・エキスプレス・カード(以下AMEX)には冒頭に引用したように、
「利用限度額に一律の制限を設けていない」との事。
とは言え「一月にいくらまで使えるか?」これってクレジットカードにおいてかなり気になる事柄じゃ無いかなと思います。
初めてAMEXのカードを申し込まれた方で、戸惑う方も結構居るみたいですね。
今回はAMEXカードの「利用限度額」について私が実際にオペレーターに質問し、かなり疑問点が解消出来ましたので、そちらについてお話したいと思います。
電話で「利用目安額」を確認する
AMEXには会員ごとに、月の「利用目安額」というものが明示されてはおりませんが、実はちゃんと設定されております。
確認の方法は、
カード裏面のフリーダイヤルに電話
「日本語希望」で1をプッシュ
クレジットカード番号を入力
続いて四桁の暗証番号を入力
その他の問い合わせで0をプッシュ
これでオペレーターに直接繋がりますので「月の利用限度額(目安額)を知りたい」
と伝えましょう。担当部署に繋いでくれます。
さて、この「利用目安額」ですがおそらく初めてAMEXのカードに加入された方は「利用枠の低さ、渋さ」に驚かれるかも知れません(笑)
他社プラチナカード等を保有されていて「300万円」「500万円」等の利用枠をお持ちの方でも、初期はゴールドカードで30万円、50万円なんて回答も有ったりします。
私も昨年の春AMEXゴールドを作成しましたが最初は「利用目安額は30万円」との回答でした(笑)
「少ない!」と思われる方もおられるかと思います。
実はこの「目安額の低さ」にはそれなりに理由が有りまして、後述しますがそう悲観しなくても大丈夫です。
「目安額いっぱい」まで使った状態で「公共料金等」の引き落としは大丈夫?
目安額という曖昧な表現、そして特に初期は「枠が低め」となると、
「枠いっぱい近くまで使ってしまい公共料金等が引き落とせない!みたいな事が心配なんだけど・・・」
こんな方もおられるかと思います。この点は私も疑問に思っていましたので、AMEXのデスクに質問してみました。
・利用目安額はあくまでも「目安額」なので1円単位で厳密に判定している物ではない
・通常利用において利用額が「目安額」に近い額でも「公共料金等」で数万円の引き落とし程度に過度に神経質になる必要は無い。
この様な感じでAMEXさんから回答を頂きました。通常の利用においてはそれ程神経質・厳密に利用額を計算する必要性は無さそうです。
ただし以下の様な場合は注意が必要です。
・通常の利用とは異なる高額の決済が連続する
・換金性の高い物の連続した決済(例・商品券・高額家電・新幹線の回数券等)
AMEX側で注意が必要、あるいは異常な利用と判断された場合は一時的なカード利用の停止、及びカード利用再開の為に収入証明や口座残高のコピーの提出が求められる場合が有ります。
カードの利用が停止された場合は当然では有りますが、その間の公共料金等の引き落としも止まってしまいます。
その際はクレジットカードによる引き落とし不可となりコンビニや銀行での払込用紙が各社から送付されますので、そちらで支払う形となります。
以上が大まかな「利用目安額」についての認識となります。
様々な誤解を生むネット上での「利用可能額」の確認
昨年の秋頃でしたか、AMEXのオンラインサービス上にて「カードご利用可能額の確認」が出来る様に成りました。
これは実は以前から有るAMEXコールセンターでの自動音声の「利用可能額の確認」と同じ機能です。
例えば「150万円」と入力してみます。上記画像の様に「Good News」と出て利用可能と表示されました。
以前から有る電話の自動音声での「利用可能額の確認」と同じ機能では有りますが、Web上で気軽に確認出来る為か(そもそも自動音声ガイダンスの方はあまり認知されていないかと)多くの方が利用されている模様です。
このWeb上での「利用可能額の確認」ですが、結構誤解されいる方が多いように感じます。
AMEXデスクに確認した事柄をまとめます。
・ 利用可能額の確認は「向こう30日間の一時的利用額増額の申請の承認」である。
・「利用目安額」にプラスアルファされる。
・機械的に判断されるのでネット上で不可でもデスクに直接依頼すれば増額が可能な場合も有る。
・いわゆる一般的なクレジットカードの「利用限度額」とは性質が異なるもの。
この「利用可能額の確認」ですが実はそれ程高額では無くても、数ヶ月間定期的にAMEXで決済されている会員の方には、400万円とか500万円とかとんでもない金額が承認される場合が有ります。
私も昨年の春から秋頃、AMEXで数ヶ月間そこそこの額を決済していた時期に最高で「500万円」までの承認を確認しました。
私の属性から言ってもこれが一般的なクレジットカード「利用限度額の与信枠」だとすればちょっと疑問なんですよね。
これがネット上でたまに散見される
「AMEXの利用限度額が500万円も有る。こんなに使わないし怖い。下げられないの?」
この様な誤解を生む原因になってる様です。
この場合むしろ、ネット上での「利用可能額の確認」は自ら向こう30日間程度の利用額の増額申請をしている事になります。
*実際はこの辺りの日時の回答もオペレーターにより変わるとの報告もあり。あくまでも目安と捉えて下さい。
AMEXにおいて一般的なクレジットカードの「利用限度額」近いのは、どちらかと言えば最初に紹介した「利用目安額」です。
前述で30万円程度の目安額でも、それ程悲観する必要は無いと書いたのはこの為です。
定期的にAMEXを利用していれば少なくとも50万円~程度はネット上利用可能額の確認、「向こう30日間の利用可能額増額の承認(Good News)」の可能性は高いです。
で有れば目安額が仮に30万円と低くても「目安額30万+向こう30日間の利用可能額50万=80万円」となり、最低月イチの手続きで一般ご家庭の通常の利用程度では安心出来る金額になるかと思います。
逆に「500万円利用可能(Good News)」となった場合でも「すんなり500万円の利用まで決済が止まらない」かと言えばちょっと疑問ですね。
これはあくまで個人的推測ですが、どっかの段階で止められる可能性は高いかなと。
そもそもAMEXはCIC・信用情報機関の利用限度額(極度額)記載は空欄
追記
2017年9月頃より一部の会員にペイフレックス(リボ枠)設定の案内が届いている模様です。
この場合はCICに極度額等の登録義務が発生しますので、AMEXもCICに記載されるかと思われます。
以下の内容はペイフレックス(リボ枠)が設定されていない場合となります。
CICとはクレジットカード会社が個人にクレジットカードを発行する際に、照会出来る信用情報機関です。
*信用情報開示報告書サンプル
この様に様々な情報が記載されているんですが、AMEXの場合は過去に私が確認した限り利用限度額(極度額)も含めて多くの欄が空欄となっていました。
つまり他社から見た場合はカード申し込み者がAMEXにおいてどれ位の与信額が有るかは解らない。
また電話で確認出来る「利用目安額」も表示されていませんので他社から見たAMEXの与信額は完全にブラックボックス、利用者本人ですら「目安」ですから、正確な所は実は分からないんですよね。
つまり仮に多額の「利用可能額」が承認されても「与信額の過多の心配」の点では「そもそも気にする必要は無い」って事になります。
ちなみに一般的にクレジヒストリー(クレヒス)と思われている「入金状況を示す$マーク」こちらもAMEXでは空欄になっています。
*実際には$マークだけがクレジットヒストリーと言う訳では有りません。$マークが付かないカードを保有しているだけでも立派なクレジットヒストリーとなります。
高額決済時の事前承認と事前入金制度
例えば百貨店等で100万円、200万円なりする高級腕時計を決済したい等の場合は「事前承認の連絡」をするのが無難です。
これはAMEXに限らず一般的なクレジットカード会社においても同様の手続きが有ります。
事前入金制度とは
多額の決済の予定が有りどうしても確実にスムーズに支払いをしたい。
この様な場合は「事前入金」と言う仕組みが有ります。
デスクに連絡しAMEXが指定する所定の口座に事前に利用予定額を振り込みます。
入金が反映されますとオンラインサービス上にて確認出来ます。
例えば100万円入金しますと「お支払/調整金額-100万円」の様に預かり金として表示されます。
ただAMEXとして事前入金はあまり推奨はしていないのか、場合によっては「事前入金を断られた」なんて話しを聞いた事も有ります。
制度を利用する場合はデスクに「事前入金をする必要性や根拠」をきちんと説明する準備をしておいた方が良いかと思います。
まとめ
良く言えば「柔軟」悪く言えば「曖昧」
やたら渋い初期の「利用目安額」や、やたらデカイ額が承認されがちなWeb上での「利用可能額の確認」等、ちょっと混乱しがちなAMEXの「実際の利用可能額」
ある程度利用実績を積み、オペレーターさんに質問をぶつけ、ようやく私も様々な疑問点が解消出来ました。
一般的なクレジットカードの様に「利用限度額」がきっちり明示されているのが確かに一番分かりやすいんですが、逆にAMEXでは目安額を超えての「海外旅行費用で、普段の月より100万円多く決済したい」
こんな場合でも柔軟に対処してくれる可能性が有ります。
そんな訳でAMEXの場合は独特の与信となりますが、各会社の特徴を掴んで上手にクレジットカードを利用して行ければ良いのかな~と感じました。
追記
基本的にはネット上(電話)での利用可能額の確認は無闇にしない方が良いのではと認識しています。日々の日常的決済額や公共料金等は多少「目安額」からオーバーしても問題なし。
利用可能額の確認は、実際に旅行費用や高額家電などを決済する必要が有る場合に行うのがベターです。もし予定している決済額がネットで否認された場合には、電話で相談し必要が有れば事前入金の制度などを利用する。
AMEXとはこの様な付き合い方で良いのかと個人的には思っております。
アメリカン・エキスプレスのカードは、不意のお買物の場合にもご利用いただけるよう、ご利用限度額に一律の制限を設けておりません。ご利用限度額につきましては、個々のカード会員様のご利用状況や、お支払い実績などによって異なります。
冒頭に引用した様に、この一文の認識で良いのではないかなと思います。
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